始まる前は、いつも、ドキドキしています。
今日は看護学生さんのサポートを受け
大変すばらしい時間を患者さんと過ごせました。
たとえば、患者さんが、じっと見ておられた画材の草花
これは、土あせびですと、伝えたら
「初めて見た!」と、大きな声で言われました。
付き添っていた看護師さんが、あとで、
この方は、普段発語の少ない方で
こんなにはっきりと、
ご自分の気持ちを言われたのは、
初めてですと、教えてくださいました。
また、両目とも見えない患者さんに、
見えなくても、画材を触ってもらえたら、
何かわかるんじゃないかしらと、
看護学生さんに願いしたところ、
これはサツマイモです。おいしそうですね、
これは、なすびです。わかりますかと、
声をかけてもらっていたら
ワークショップの終わりのころ、
書きたいと言われ、ペンを持っていただくと
心のイメージで、なすびを書かれました。
小さいけど、きちんとヘタも描かれていました。
そして、絵手紙だからと、言葉と、ご自分のお名前も
小さいですが、立派に書かれました。
その場にいた皆は、きっと、心に
暖かな贈り物をもらった気がしたと思います。
とても素敵なワークショップができて、 うれしかったです。
【作品集】